自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

2014年02月

 メンテナンスを容易にするために初段・ドライブ段基板からのケーブルはコネクターで接続する事にしました。

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 これで調整も捗ります。

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 上記は、「OTLの設計と製作」のP262をスキャニングしたものです。
OTLの対称ドライブには2方式があります。(別の範疇ではCSPPなどが有ります)
Phlips型対称ドライブ方式(別名でEV方式とかサークロトロン方式も同じです)
②武末式対称ドライブ方式(当ページの右下参照)

今回の改造アンプは殆ど製作例がない②の方式を採用しています。
というのは本機のパワー段巻線が二回路しかないからです。尚、前作のAU-D607G Extra改造アンプはパワー段巻線が四回路あった為、①が採用できました。
ただし注意点は同一トランスに巻線が有る場合クロストークが問題になります。
本来であれば各巻線をシールドすべきですがその様な配慮はしていません。

本調整に入る前にノンーNFBの状態で出力負荷(SP端子)に並列に抵抗(カソード側より20Ω、VR100Ω、20Ω)を入れVRの可変端子を接地し最大出力を観察しました。
その結果、本機の動作条件ではカソード側より約25%のところで接地すると最も大きい出力が得られました。

①の方式では丁度50%の地点ですので妥当なところかと思います。
今後は、カソード側より約25%の地点に取り合えず接地しNFBの調整に入ります。

 つづく

 今にしてみれば初段・ドライブ段を基板2枚に分けたのが間違えでした。BEFORE基板を良く見ると何かのときに役立つのではないかと残しておいたランドが旨く使えるでは有りませんか。と言う事で球を水平配置することは諦めて(次作では使えるかもしれない)リフォームを行うことにしました。

BEFORE
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AFTER
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 これで一気に解決。

 つづく

 無調整のまま延べ数時間聞きました。目的は、①通電による各部の温度上昇の程度を知る ②回路の安定性の確認 です。①は、動作条件が軽いのか本体のPTは全く暖かくなりません。6080用ヒーター・トランスはそれなりに暖かくなります。6080からの発熱は熱遮蔽箱+FANで特段の問題も無く処理できている。②は、武末式SEPP対称ドライブ回路は初めてでしたが非常に安定していた。
 次に調整を行いたいのですが基板の配置場所が悪く少し整理する事にします。

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 初段・ドライブ段の球を水平に配置させ、さらに球と天板シャーシの間に隙間を作りシャーシ内部に有った基板を移設させるものです。
 
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 球をチドリ状に配置させ天板との隙間を広げました。

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 一寸、不細工になりますが仕方がありません。

つづく




 

 AU-D907Xの改造はほぼ目処が付いたので別のテーマを探さなければなりません。昨年オークションで仕込んでおいた「パイオニア SA-81」を探索する事にします。

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 ご覧のように球なし・トランスなしの状態です。プリの配線は問題ないようです。ただ配線図が無く回路図を起さなければなりません。お持ちの方は一報下さい。
 さて取り合えずCAD図面を作るために主要開口穴の寸法を測り早速、図面作成に掛かりました。
 できれば、真空管プリ+OTLで行きたいのですがスペースが限られており一筋縄ではいきません。パワー段電源のケミコンをプリの領域まで進駐させれば可能性はでてきます。出力管は25DN6×4本で、AC100V点火。
 さてどうなるでしょうか。請うご期待!

 つづく

 音が出なかったのは単純な結線ミスでした。
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 早速、以前紹介しました小学館「CLASSIC PREMIUM」の1巻を頭から聞いております。小音量なので評価等は後日。
 しばらくは無調整で試聴することにします。

 つづく


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