自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

2015年09月

 アンティークBOXの調査は中断しモニター機の製作を一寸進めます。接着するまでにポート取付部の加工をしておかなければなりません。170mm角のコンパネが2枚必要ですが端材が見当たりません。サブロクから切り出すのは取りやめて、見渡すと4mmベニヤがありました。これを3枚重ねるとt=12の合板になります。
 ということで合板の製作開始!。勿論、繊維の方向は90°づつずらして積層します。
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 手作りの合板ができました。これにφ100の穴を開け接着すればBOXの接着に進めます。

 つづく

 ダイヤトーンのP-610のエッジ修理をそろそろ着手せねばなりません。たまたまヤフオクを眺めているとタイトルだけでは分かりませんが画像を見るとダイヤトーンのP-60Fの文字が見えたのでウォッチ・リストに入れておきました。~中間略~
で、このBOXを落札。昨日届いたので本日開けてみました。
商品説明では、「1950年代~60年代初期と思われます。メーカー等詳細不明、片方は三菱・ダイヤトーンP-60Fに換装。コード両方ともプラグに改造されてます。両方鳴ります。1個当たり約543X327X295mm、片方外側は日焼け等傷み目立ちます。」

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木ビスはマイナス!。矢張り年代ものです。仕上げから見てメーカー品と考えられます。
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サランネットの色・商品説明から考えると、どうやらパイオニア製のユニット&BOXで
内一台をP-60Fに換装したのが正解のようです。ユニットは16cm2Wayです。
もう少し調査を進めます。

 つづく

 出品書類は、既にメールで送付済みですがポートを調整していく過程でどうしても
特定の周波数のピークが取れず一時は出品を諦め掛けました。
 ネットで検索すると、どうやら球体では強い共鳴が起こる事が分かりました。ガラス球の場合、直径と共鳴周波数は以下の様になっています。(出所:ヘルムホルツ共鳴器
  ①φ70→480Hz、②φ52→760Hz、③φ40→1117Hz、④φ32→1400Hz
共鳴周波数は、直径に反比例しているようです。

 このBOXは大雑把に言えば球体(凡そφ400程度)とみなす事が出来、恐らく特定周波数のピークは共鳴の影響ではないかと考えました。そこでBOX内部に空洞がある立体を入れてやれば共振周波数を分散できるのではと考えました。そこで、BOXにダンボールで作った立体を入れてみました。

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 ピークは感じなくなりました。そこで、もっと簡単に中心部に円板状のものを垂らしたらどうだろうか。

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 そこでφ300(LPレコードと同サイズ)のダンボールを入れてみました。
円板の周囲には十分な空間があり音響的には、同一構造ですが音のピークは感じられません。ということでこの「共鳴防止板」を使う事にしました。
 この板は、形状・材質を工夫すれば通常のBOXでも使えそうです。

蛇足ですが、昨年の入賞作品をネットで見ました。中々の力作です。250作品の応募があったようです。さて、今年は何件ぐらいでしょうか。

 つづく


 立体になってからサンド・ペーパーを掛けるのは捗らないので今回は接着する前に粗方の研磨は済ませました。そして、1台の半分の接着を行いました。

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 例のごとく、梱包用の結束バンドで徹底的に締め上げました。ただ、シビアに板を切断したつもりですが精度がよろしくありません。残念ながら手持ちの機械ではこれが限界です。後は、ボンドに頼るしかありません。
 比較のために雪だるまを作ってみました。四畳半モデルと比較すると二周りはデカイ。

 つづく

 コンテスト出品作品の書類は、9/16にメールでお送りしました。音楽の友社からは届いた旨の返信を貰いましたので一安心!。
 次は、滞っているモニター機を優先させて製作します。今日、正5角形の精密切断を8枚しましたので都合24枚以上になるのでボチボチ製作に掛かります。

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 BOX容量を計算すると80ℓ強になりますので四畳半モデルのほぼ2倍になります。今回は、今までの経験を活かし効率的に製作を進めます。

 つづく

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