今回は、WaveSpectoraを使って正12面体と6面体の再生音の違いを分析してみました。使用BOX及び音源の収録方法は、下記ブログを参照下さい。
分析に使用した音源は、Yahoo・BoxよりDL出来ます。
原音ソースは、Ryu Mihoのラ・イスラ・ボニータで、イントロ(ギター)の一音目をWaveSpectoraで分析しサンプリング回数は10回としました。
左側上段より、音源①、音源②、原音ソースそして音源③の順で、右側は1KZ以上を拡大表示したものです。
先ず気が付くのは、ギターの一音ですが可也の倍音が含まれているのがよく分かります。更に1KZ以上で比較すると12面体(上より1段目)の方が倍音が満遍なく有るのに対し6面体(上より2段目)は、レベルが全体的に低く且つ荒いのが分かります。
この傾向は、再生音を聞いたときの印象と一致し音の立ち上がりに違いが有ります。
参考にRD-17をお使いのスイートサウンドさんの印象をブログ「音の奥行き感」から一部引用します。
確かに、1Fの12面体スピーカーは、付帯音が少ない(聴こえにくい)鳴り方をしているようです。スピーカーユニット近くのバッフルも最小で、直接音が主体の音が聴こえてきそう。
一方、2Fのスピーカーは、直方体なので、スピーカーBOXの振動が、左右、前後に広がり、間接音が多くなりそう。
ボーカルは、専用マイクで直接音を録音しているので、1Fでは、前に出て聴こえ、2Fではそれほどでもないのかも。
参照下さい。
纏めて言えば、12面体の再生音は、BOX及びバッフルの形状による定在波や付帯音の影響が少なく音場をより鮮明に聞かせてくれている様に思います。