自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

カテゴリ: RD-85(正12面体BOX、85ℓ)

 さくどうさんとは、古い付き合いがあります。ヤフーブログの時からのブロ友で更に2回ほどお会いしています。1回目はStereo誌、第6回自作スピコン試聴会で大変お世話になり自宅まで伺いました。2回目は第二回MJオーディオフェスティバルに出品した時です。
 暫く間、ブログの更新が無かったので心配していましたがFaceBookで再会できました。先日、誕生日メッセージを送った所、チャットで久しぶりの対話ができました。話しの中で部屋の写真を送ったら次のような提案を頂きました。

 ”グッドアイディア「低音域共鳴拡声装置」ですが、思いついたアイディアがあります。
写真の装置を天地逆にして、開口部を床面に近づける案です。床面によるホーン開口の延長効果が見込める様に思います。もし効果が強すぎる時は、とりあえず雑誌などで、床面より少しづつ持ち上げてやれば、最適解が見つかる様な気がします。
岡目八目な勝手な妄想です。…汗”    低音域共鳴拡声装置=ホーンBOX

 そこで今日早速、やってみました。ついでに塗装もやりました。

1-tile

 流石、さくどうさんの仰った通りです。低域の伸びがパワーアップされました。それとユニットと開口の間隔広がり中域の影響を更に減らすことができました。次回のオフ会で披露したいと思います。 
 そくどうさん有難う御座いました。

 昨日の昼から加工を開始しました。先ずは簡単に工程を説明します。
①接着した材料に図面を貼り付ける。
②トリマー用アダプターを取り付けるための開口を明ける。
③トリマーでφ95の開口を行う。
④ジグソーで追加加工。
⑤スライド鋸でほぼ円形に整える。

製作工程

 仕上り状況は写真右下の通りです。

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 バッフルへの取り付け状況です。早速、オスカーピーターソンの音源でビリ付きが無いのを確認しました。 おわり

 実は前々からRD-85(85ℓ)から再生中に異音が出ているのを薄々感じていました。ところが先日、下のYouTubeを聞いていて明確に分かりました。




 オスカーピーターソンのYou look good to me.です。矢張りバッフルのビリ付きでした。
当然と言えば当然です。このRD-85のバッフルの大きさは、縦横が361.8mm×380.4mmのコンパネ(t=12)から正5角形にしたものですから可也の大きさで、しかも何も補強をしていません。

 さて補強方法を色々考えましたが結局はバッフルの裏側に補強板を接着することにします。で、材料をと考えるとコンパネで補強すれば良いのですが今回は端材を有効利用することとしました。
 
 実は長方形のコンパネから正5角形を切り出すと必ず端材が出、この端材(3角形)を良く観ると内角36°の二等辺3角形や直角3角形が多数で出ます。前回正12面体BOX製作時に確保していた端材を使うことにします。

 方法は至って簡単です。内角36°の3角形を10枚接着すればほぼφ250の円板にすることができます。

バッフル補強板
 
 外側は出っ張りを一寸とカットし、内側はトリマーでφ115の穴を明ければOKです。今回は、W4-1337SDF用を含め2セット(4枚)を作ります。

 右側が本日やっと完成しました。一台目の経験を生かした筈ですがしょうも無いミスもありましたが修正できる範囲でした。本体とホーンBOXを繋ぐアルミフレキはアダプターを付け簡単に取り外しができるようにしました。左側も近々に交換します。

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 さて肝心の音ですが左側が既にホーンBOXだったので極端な変化はありません。
強いて言えばパイプオルガンの低域の信号があった場合、ホーンBOXから鳴っている様に思えパイプオルガンの量感が増したように思います。
 今回のホーンBOXの効果としては次の二点に集約されると思います。
①ポートから排出される音に含まれる中域を低減され中高域のクリアさが増した。
②パイプオルガンの低域でホーン効果が認められた。

 興味ある方は是非トレースをお願いします。

 RD-85のショート・ホーンを取り付けたのが前回の「RD-85(85ℓ)のポートを弄る(2) ホーンを取付ける」報告です。効果としては、低域の増強は思ったより僅かでしたが中域の漏れが減りクリアさが明らかに改善されました。
 今回は、ホーンをもう少し本格的なものにしてみました。外観は下記の通りです。

ホーンBOX

 RD-85の右横にあるのがホーンBOXです。RD-85のポートからの音圧をアルミフレキで導入し内部はTQWTにほぼ近い構造です。サイズは、コンパネ(t=9)2枚から2台作れる最大サイズとしました。実測サイズは、約W400×D218×H915です。
 当初は内壁にフェルトを張ろうかと思いましたが取り敢えずはフェルト無しで一台目は作りました。BOXの開口に頭を突っ込んで聞いてみると中域の漏れは無くフェルト無しでもOKのようです。
 
 昨日夕方に左側の一台が完成したので効果の程を確認中です。左側がホーンBOXで右側がショートホーンの変則状態ですが少なくとも改悪には成っていないようです。先ずは、右側を完成させて詳細を評価したいと思います。

 蛇足ですが、普通のエンクロージャーでも使えそうな構造なので何れ製作するつもりです。

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