「グラシェラ・スサーナ/アドロ・サバノ女王」のLPをflac化した物と同じタイトルCDを比較すると透明感などで残念ながらLPに軍配が上げざるを得ない状況です。同じく「宇多田ヒカル/FirstLove」を聴いても傾向は同じです。これは媒体の違いではなく聴いてもらうターゲットが違うので所謂音作りの結果だと考えています。その証拠にLPの音源を無修正でCDに焼き付けると矢張りLPの音がします。

 傍から見てCD再生に関しハード的には可也の水準に達していると考えます。一方、再生アルゴリズムの検討は”フルエンシー理論”が唯一当方が把握している情報です。 Amazonでは関連の基板が出ていますが中々手が出ません。
 又、このフルエンシーの解説を読むと”ホワイトノイズ”という語句が出て来ます。

 極単純な考えで再生音にホワイトノイズをミックスしたどうなるか?
目的は、LP並みの音に近づけることです。 早速、実験に掛かります。

実験方法は、
①ホワイトノイズの選定→下記サイトの音源を使用。
https://coliss.com/articles/life/mynoise-net.html

②再生方法
foobar2000でCD/LPの音源を再生しCD再生時にのみホワイトノイズをミックスし試聴しました。

③SPシステム
自作の正12面体BOX(85ℓ)にW4-1337SDFをマウントした物。

[使ったCD]
IMG_20191226_130154


[ホワイトノイズ生成画面]
ホワイトノイズ-crop


このホワイトノイズ生成ソフトは、大変お手軽で色んな機能があります。


[結果]
 短時間の試聴でしたが
①少なくとも音が劣化することはない。
②スサーナのヴォーカルのみに注目して聞いた限りではほんの若干効果があった。

 ホワイトノイズには脳の活動を弱める効果とか睡眠誘導効果も有るようです。非常に簡単にテストできるので是非トレース願います。
(無音状態になるとホワイトノイズが目立つので音量が一定以下になればミュートが掛かる機能があれば何とか使えるかも)