前回、コミセンで試聴したユニットは手持ちが少々あるので何れエッジをやり直しコーン紙の強度をアップしてみたいと考えています。
 今回は、人見さん(株式会社 遊音工房)の真似をしてコーン紙に塗料を塗ってみました。
使ったユニットは大分以前にヤフオクで購入したマツダ車の純正品の様です。楕円の音を聞きたくて購入しましたがほったらかし状態でした。お釈迦にしても損は無いので早速、トライアルに使いました。
楕円ユニット 改造前

 手探り状態で塗ったコーン紙の外観を以下に示します。
楕円ユニット 改造済
 この状態で、先日のSMC研究会(2021/07/10)で試聴しました。写真を撮り忘れたので作業場での写真を参考にアップしておきます。
楕円システム

 結果ですが、予想を超える効果がありました。手持ちユニットでは聞けなかった分解能が得られました。卑近な例ですが由紀さおりの「夜明けのスキャット」を聞いていると歌手の表情が分る(少々オーバーかも)ほどです。
 研究会の当日、SMCのオーナーが仕事を終えられパートのご婦人方と一緒に聞きに来られたので、石川さゆり「津軽海峡・冬景色」ほかを聞いて頂きました。CDにしては音がいいですね!と。そして”マスターを彷彿する音色”の様なコメントを頂きました。
 人見さんの意見は、迫力を除けば非常に低歪みでクリアな音だった様でした。またコーン紙を弾いて塗布の状況は過不足が無くお褒めの言葉を賜りました。

 どうやら適正にコーン紙の強度アップをすれば可也期待できる事が分りました。もう暫く試聴し特性を調べた後、FUJIKENの改造に掛かる予定です。