自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

カテゴリ: スライダック

 実は、昨日スライダックを使う段になって内一個が接触不良を起こしていることが分かったので代品でしのぎました。その接触不良の原因が判明したのでアップしておきます。
 どうやら巻線と接触端子の間で抵抗値が異様に高い様です。接触個所を詳しく見ると銅線の表面が酸化し黒色に変色しています。そこで色々試しましたが、SUS製の隙間ゲージ(0.2mm程度)が一番早く効果的でした。
隙間ゲージ
 
 ビフォアフターを示します。
左 掃除前 右 掃除後

 ご覧の通りです。若し電圧調整時にスムースに電圧が変化しない場合は、銅線の酸化の可能性があります。確認ください。

 ツィーター用BOXを製作途中に一寸やってみたいことが掠めました。それは、スライダック(東芝の商標)をオーディオ用アッテネーターに使う事です。多分、殆どの方がトライされてはいないと思います。
このスライダックは、アンプ製作等で電源電圧調整用に於いて使われます。が、見方を変えると高性能なアッテネーターにもなります。或いは、可変インピーダンストランスとも考えられます。
 今回は、先ずSP用アッテネーターとして使ってみました。下の写真は、ヤフオクで入手したスライダック達です。
スライダック達
 次にBOXに収納した場合、可変ダイヤルをどんな風に見せるかで一寸頭をひねりました。そこでスライダックの存在感が存分に味わえ且つ簡単に操作が出来ようにと思いBOXの蓋に円形の開口を明けてみました。
スライダック内蔵のツィーターBOX
 中々の存在感です。

 肝心の音ですが少なくとも歪んではいないようです。もしブラインドテストをすれば、抵抗式のアッテネーターの差異が分かるかも知れません。 つづく

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