当方のアンプ製作は、①CAD設計と②プリント基板に非常に依存しております。CADについては、後日解説 することとし、今日は話題を変えてプリント基板作成方法について解説します。
図の中で「インクジェット印刷」→「トナー印刷」となっておりますがトナー式プリンターがあれば直接印刷すればOKです。
パターン図はCADで作成します。ここでも鏡像の操作を使用します。後の工程は「熱写真方式によるプリント基板の製作方法」(ttp://www.geocities.jp/cw_jr3tgs/netutensyatop.html)に従って作成しました。概略の工程を示します。

上記の方法は非常にローコストな方法で一般家庭に有るアイロンを使用します。最初の内は、中々うまくいきませんが試行錯誤を繰り返しながら或いはネットで情報収集しながら進めていきます。 尚、エッチング液は当初は市販の塩化第二鉄液を使用しておりましたが通常では繰り返し使用が出来ないので、現在は塩化第二銅法でエッチングしております。(この方法は、ネットで見付けました)この方法は、酸化剤で簡単に再生できる点が優れており廃液が出ません。前者は廃液の適切な処理が必要です。一番のメリットはローコストと言う点です。しかしながら、このエッチング液は毒性のある銅イオンを含んでいるので厳重管理をお願いします。またエッチング液調製~エッチング中は換気できる場所または屋外で操作下さい。
エッチング液(塩化第二銅法)の調整方法
①スター時 オキシドール液(2%)3容量に対し塩酸(35%濃度,薬局で購入 認印が有れば住所・氏
名・使用目的等を用紙に記入すればその場で購入できる)1容量を加え混合液を作る。これで通常
通りりエッチングが出来ます。
②エッチング液は基板を入れると銅が溶け出し鮮やかな銅特有の緑色(二価イオン)を呈します。
③暫くすると深緑(一価イオン)に変色するとエッチングが止まるので、オキシドール液(=酸化剤
)を補充すると再び鮮やかな緑色に戻りエッチングが再開されます。
④暫くはオキシドール液の追加で再生されますが、オキシドール液を追加しても鮮やかな緑色に戻ら
ない場合が起こります。これは塩素イオンの不足ですので塩酸を少量追加します。
エッチングは液温を高くすればエッチング時間が短縮できます。温度設定は少々低いのですが熱
帯魚用のサーモスタットが利用できます。
また均一なエッチングをする為には攪拌が重要で、熱帯魚用のエアレーション装置を使用すれば
手間が省けます。
基板作成時の注意事項
①操作をする際は、目の保護の為、ゴーグル着用の上換気については充分注意し
②年少者が操作する際は必ず保護者の立会いをお願いします。
③使用する薬品並びに発生した廃液は、条例・規則・法律に基づき使用・管理してください。
参考文献 「CADによる真空管アンプのレイアウト設計」 当方作成の解説書より
エッチング中の基板

エッチングが完了した基板

コメント