自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

2012年07月

一般的にはG2ドライブと呼ばれておりますが、あまりにも味気ないので当方はSGドライブと呼んでおります。ピン接続は次の通りです。
イメージ 1
本SGドライブ方式は、大方の水平出力管が使え、シングルはもちろんPPでも安定的に作動します。本アンプはSGドライブの3作目にあたります。
1作目:40KD6 パラ・シングル・アンプ 13W+13W
2作目:30KD6 パラ・PP・アンプ    35W+35W
3作目:6DQ6A  パラ・シングル・アンプ  9W+9W

当作品は、趣味の真空管アンプ(http://blogs.yahoo.co.jp/arunas001/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=1)主催の第16回 醍醐LPレコードコンサート 第Ⅰ;部 自作真空管アンプ 試聴会に出品しました。そのときの模様をブログより無断借用しました。
イメージ 2
配線図は下記の通りです。内部写真および特性は後日アップします。
イメージ 3
配線図をはじめレイアウトはAuto-CAD LTを使用しております。

つづく

前段用基板に部品取り付けが終わりました。部品取付状況を示します。
イメージ 1
次にシャーシ裏面に取りあえず基板を取り付けて見ました。
イメージ 2
さらに、シャーシ表面に仕上がり状況を見るためにトランス類・真空管を乗せて見ました。
イメージ 3
トランス類は手持ち部品なので少々不細工になるのは仕方ありません。あともう少しで音出しできそうです。

ところで、基板をシャーシ或いはL板に取り付ける際のスペーサーは如何されていますか。当方はもっぱら樹脂管(ポリカーボネート)を適当な長さに切って使用しております。簡単に切断できしかも非常にローコストです。初めはカッターナイフでゴロゴロと転がし切断していましたがはかどらないので試しに銅管用カッターを使ったところ早いし切断面も比較的きれい。という訳で樹脂管を銅管用カッターで切断しています。
イメージ 4
左より、樹脂管、スペーサーおよび銅管カッターとなっています。

つづく

当方のアンプ製作は、①CAD設計と②プリント基板に非常に依存しております。CADについては、後日解説 することとし、今日は話題を変えてプリント基板作成方法について解説します。
 パターン図はCADで作成します。ここでも鏡像の操作を使用します。後の工程は「熱写真方式によるプリント基板の製作方法」(ttp://www.geocities.jp/cw_jr3tgs/netutensyatop.html)に従って作成しました。概略の工程を示します。
イメージ 1
図の中で「インクジェット印刷」→「トナー印刷」となっておりますがトナー式プリンターがあれば直接印刷すればOKです。
 上記の方法は非常にローコストな方法で一般家庭に有るアイロンを使用します。最初の内は、中々うまくいきませんが試行錯誤を繰り返しながら或いはネットで情報収集しながら進めていきます。   尚、エッチング液は当初は市販の塩化第二鉄液を使用しておりましたが通常では繰り返し使用が出来ないので、現在は塩化第二銅法でエッチングしております。(この方法は、ネットで見付けました)この方法は、酸化剤で簡単に再生できる点が優れており廃液が出ません。前者は廃液の適切な処理が必要です。一番のメリットはローコストと言う点です。しかしながら、このエッチング液は毒性のある銅イオンを含んでいるので厳重管理をお願いします。またエッチング液調製~エッチング中は換気できる場所または屋外で操作下さい。

エッチング液(塩化第二銅法)の調整方法

 ①スター時 オキシドール液(2%)3容量に対し塩酸(35%濃度,薬局で購入 認印が有れば住所・氏
 名・使用目的等を用紙に記入すればその場で購入できる)1容量を加え混合液を作る。これで通常
通りりエッチングが出来ます。

 ②エッチング液は基板を入れると銅が溶け出し鮮やかな銅特有の緑色(二価イオン)を呈します。

 ③暫くすると深緑(一価イオン)に変色するとエッチングが止まるので、オキシドール液(=酸化剤
 )を補充すると再び鮮やかな緑色に戻りエッチングが再開されます。

 ④暫くはオキシドール液の追加で再生されますが、オキシドール液を追加しても鮮やかな緑色に戻ら
 ない場合が起こります。これは塩素イオンの不足ですので塩酸を少量追加します。

 エッチングは液温を高くすればエッチング時間が短縮できます。温度設定は少々低いのですが熱
帯魚用のサーモスタットが利用できます。
 また均一なエッチングをする為には攪拌が重要で、熱帯魚用のエアレーション装置を使用すれば
手間が省けます。


基板作成時の注意事項
①操作をする際は、目の保護の為、ゴーグル着用の上換気については充分注意し
②年少者が操作する際は必ず保護者の立会いをお願いします。
③使用する薬品並びに発生した廃液は、条例・規則・法律に基づき使用・管理してください。
参考文献 「CADによる真空管アンプのレイアウト設計」 当方作成の解説書より


 エッチング中の基板
イメージ 2

エッチングが完了した基板
イメージ 3

L板二枚の位置決めが未完なのでトランス2個をシャーシに乗せ干渉しないように慎重に決定。仕上がりのレイアウトは次の写真のようになりそうです。
イメージ 1
基板・モジュールを多用したので整然としている。あと数日有れば音出しまでは行けそうだ。
ところで裏面パネルを一部改造しましたので報告しておきます。

①電源ケーブル  オリジナルは、直付けのケーブルが出ておりますが改造前のジャンク品は根元で切断されておりましたので3Pインレットに改造しました。 以前使った3Pインレット図面(CAD)を印刷・貼り付けしジグソーとヤスリで仕上げました。

②SP端子の改造  この商品はY端が使用できないので、まずSP端子をハンダ付けされている基板から外し
SP端子の周囲にあるプラスチックのカバーをニッパーで根気よくカットし再び基板にハンダ付けして終了。

オリジナルと改造後の写真をそれどれ示します。
イメージ 2
イメージ 3

 チャウさんのご期待に沿うべく出来るだけ早く完成させます。

つづく


607Gレストアの配線は少々時間が掛かりますので手持ちジャンクの同じくサンスイのAU-D707Fとの内部比較をして見ました。
 まず上方から。左:AU-D607G、右:AU-D707F
イメージ 1

  ヒートパイプのフィンの数・電源トランス品番の違いは有るものの、レイアウトは全く一緒でスペースAおよびBの寸法もほぼ同一と思われます。電源トランス(パワー段)は左が独立した巻き線が4回路に対し、右はセンタータップ付きの巻き線が2回路あります。
 次に裏面からの比較。左:AU-D607G、右:AU-D707F
イメージ 2
レイアウトは全く一緒。左はブリッジ整流器が1回路当たり1個、右は整流器1回路当たり4個(=両波整流により±電源)。
 以上のことから球OTL出力回路について検討します。
参考文献「OTLの設計と製作」1972年版、武末一馬著、ラジオ技術社

[AU-D607G電源トランス]
①Philips社式の平衡型OTL回路が可能(P90の第5・17図の(a)参照)
②平衡型SEPP回路が可能(前述の第5・17図の(b)参照)
③不平衡型SEPP回路(一般的なSEPPを指す)が可能

[AU-D707F電源トランス]
①不可
②可
③可

 ∴Philips社式の平衡型OTL回路を考えなければAU-D707Fも同様に使える

 注意:平衡型は電源巻き線等に特別の配慮が必要と記載されている。

今回取り上げたプリメインアンプ以外でも配置に工夫をすれば可能なものが有りますので一度、手持ちのアンプの内部を覗いてみては如何でしょうか。

つづく
   

↑このページのトップヘ