自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

2014年03月

 表題の「ウッドパネルアンプケース」は何と¥100.で落札しました。構造研究の為です。構造は以下の通りです。

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前面・裏面パネルをフレーム状に折り曲げた物を木製板でサンドイッチに固定されており接合にはアルミアングルが使われています。中に有るプラット・フォームはアルミ板で前面側は上向きに折り曲げられており、アングルで木製板に固定されています。落札品は1994.1.18の製作。20年前の商品です。

一方、下記は当方の試作品。
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 詳細は、「オリジナル・ケース(445*260*165) 参考出品」 を参照下さい。
プラット・フォームの折り曲げ方が少々違いますが殆ど同じ構造です。奇遇です。詳細を見ますと参考になる点が多々あります。勿論、ゴム足は先日と同じ方法で取り付けています。
両者を並べて記念撮影。

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特にプリアンプには持って来いの構造です。







 907Xの構成では、FLATアンプの出力が即、パワーアンプの入力になっているのでFLATアンプ+OTLアンプ(6080×8)で測定しました。全体のNFBは無しの納品状態で測定。6080動作条件;Eb=75V,Ib=40mA(非常に軽い負荷条件)

①.最大出力(400HZ)  3.6W(歪率:8.0%=CLレベル)
②.歪率 (400HZ)
          0.5W(1.8%)、0.9W(2.9%)、1.6W(4.7%)、2.0W(5.4%)、2.9W(7.0%)、3.6w(8.0%)
③.周波数特性(8Ω、1V時)
     -1.9dB(30HZ),-0.9(60HZ),0dB(100HZ~10KHZ)、-0.4dB(15KHZ)、-0.9dB(20KHZ)
④.ノイズ  Rch::2.0mV 、Lch:5.2mV
⑤.クロストーク ノイズレベル

 [考察]
①:計算式より考えて妥当な数字。
②:所謂、ソフト・ディストーションなるも球のバラツキにより多目か?
③:オーバーオールでの特性なので何ともいえないが、低域は出力コンデンサーの容量不足か? 高域は5極管+3極管のサンドイッチによる影響か?
④:宜しく有りません。実用上は特に問題なし。ノイズ・キャンセラー乃至は少量のNFBか?
⑤:武末氏が指摘されておりますが、実用上は問題ないレベル。

 [課題]
 単独アンプで武末式対称ドライブで追試を行い、出来れば907X改造アンプのグレード・アップに繋げたい。

 [製作雑記]
 SA氏より907Xの改造を簡単に引き受けはしたものの、予想以上に時間が掛かってしまいました。限られたスペースに部品を如何に配置は、前作の比ではありませんでした。CAD+プリント基板製作にさらにシャーシ製作の経験が役立ちました。先日納品し、満足して頂いたようで肩の荷が降りました。SA氏にはこの様な貴重な体験をさせて頂きこの場を借りて感謝申し上げます。

 この章はこれでおしまい

 

   

 ゴム足取付方法は、あまり重視されないように思います。普通は、以下の方法が採られています。
 ①シャーシの底の折り曲げ部に重量配分を考え4個所取り付ける
 ②ーナー部分に三角形のプレートをビスで固定し、プレートにゴム足を付ける

 ①;折り曲げ部の板厚が薄いと変形する。②の様なフレームの補強効果は無いが
  取り付けが簡単。

 ②;フレームの補強効果がある。プレートがもろに見えスタイルが今一。

そこで、コーナーの内側にプレートを入れることにしました。

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 内側に入れるとゴム足取付面に段差が出来ます。そこで同じ厚みのライナーをプレートに重ねて接着します。

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 スタイルは、非常に良くなりました。(自己満足)
コーナーにプレートで固定すると驚くほどシャーシの剛性が高まります。




 SA氏(製作依頼者)より改造アンプについてのコメントを頂きましたので紹介します。

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長期間かけての力作、907xアンプ改造が完成。ありがとうございました。

3/13日、14日にかけてLPとCDを何枚も聞きました特に日常良く聞いている

抒情歌(石原裕次郎 倍賞千恵子 ザ、ピーナッツ)や合唱曲を聞きました

そして響きのよいボーカルの音に満足シテいます。CDはパイオニア

RPD-500をつなぎました.うまくいきました.私としてはLPの方がCDより

音がよいように聞こえました。真空管アンプは今後も研究したいと考えていますので

よろしくご指導のほどお願い申し上げます。


 つづく

 三回目は電源回路です。

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907Xに付いているものを徹底的に再利用しました。

先ずパワー段の電源。55Vを倍電圧整流でDC150Vを得ています。コンデンサーの容量がアンバランスなのは再利用のため。

ドライブ段電源は、プリドライブ用巻線を流用しました。この巻線が無い場合、新たなトランス追加は殆ど不可能な為、このアンプは100%出来なかったと思います。62Vを倍電圧整流しシリーズに接続して約DC330Vを得ています。

6080用ヒータートランスはパチスロ用トロイダルトランスを流用しました。倍電圧整流し-B電源と上段バイアス電源としても使用。

初段・ドライブ段は小型のヒタートランスを使用しCTにはヒーターバイアスを印加。さらにブリッジ整流しFUN用電源としても使用。

下段バイアス電源は基板用トランスを2個使用し倍電圧整流。

以上の様なラインナップです。

 つづく



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