自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

2022年07月

先日行われた三田オーディオ研究会の中で、D-200に関連した比較試聴を行いましたので簡単に報告します。目的は、D-200に於けるホーンブースター効果の確認です。テスト方法/機材は、下記の通りです。
1.テスト方法:テスト音源をSPシステムで再生しこれをMEMSマイクで収録して解析した。
①テスト音源:Kさんが長年の経験で作られた音源で、先ず「LRの確認」,「位相のチェック」,「スイープ音源」があり以降は、各種CD音源の冒頭から30秒前後を切り出し統合した物になります。
テスト音源の波形-crop

 Audacityの波形で見るとこの様になります。音源の長さは、約11分程度です。
②MEMSマイク:Hさん手作りによるもので一本10数万円のコンデンサーマイクと比較しても遜色なく寧ろパルシブな音に対してはより忠実にピックアップする特性が有りこの種の比較試聴には無くてはならないアイテムです。
MEMSマイク

③再生アンプ:Kさん製作によるオールインワンアンプ(ラズパイ+D級アンプ)。

2.SPシステム
・D-200ⅡオリジナルBOX+ウーハーはセーム皮エッジに換装(以下、SP-Aとする)
A  D-200Ⅱオリジナル+セーム皮エッジ交換

・D-200オリジナルBOX改+ウーハー(セーム皮エッジ)+NW変更+ホーンブースター(以下、SP-Bとする)
C   D-200改+セーム皮エッジ+ホーンブースター

3.比較
①周波数特性
 スイープデータをWaveSpectraで可視化しました。上から、原音,SP-A,SP-Bの順です。
原音_A_C
 SP-Bの90HZ以下の盛り上がりが確認できます。次に、SP-BのNWは6db/octの影響で4Kzでの盛り上がりがあります。これに対してオリジナルNWのSP-Aでは、このピークを巧みにかわしています。10Kzを超える特性では明確には言えませんが強いて言えばSP-Bが素直な様に見えます。

 以前多用していたホワイトノイズと比較するとスイープデータは、検出力が若干劣る様に思いました。

②試聴
 「時には昔の話を(加藤登紀子)」という曲を繰り返し々試聴しました。SP-Bの方が、
・ピアノの音がより自然にきこえ、
・更に残響の響きが美しく
・ボーカルが低域側にシフトしてより自然に聞こえるようです。

 以前アップしたホーンブースターの効果(1)及び(2)と文言こそ違いますがエンクロージャーの内圧が減ることによる効果と低域の増強効果が相まって既存のシステムでも十分効果が確認できました。
次回は、著作権の影響が無い音源を使い両者の再生音を比較しYouTubeにアップしたいと考えます。

 ヤフオクにキットを出品した手前、動画が無いと拙いと思い四苦八苦の末、先程やっと公開されました。

 
 最初は、mp4でアップロードしようとしましたが時間が掛かり過ぎるので途中で断念。次は、データ量が少ないWMVでアップロードしたのですが画像が適合しない為、一向に処理が進みません。仕方ないので、専用ソフトを使いmp4を圧縮しやっと公開できたという顛末でした。

 今回のナレーションは、知り合いから頂いたMEMSマイク(ファンタム電源仕様)をオーディオインターフェース(ヤフオクで入手)経由でPCに取り込み編集しました。一寸、音量は小さいのですがクリアに収録出来ています。是非、ご視聴下さい。

 今まで、SMC研究会と個人的には言って居りましたが、正式名称として「三田オーディオ研究会」として発足することとなりました。
三田オーディオ研究会-crop

 基本的には隔週土曜日に、”ゆめMusic&Cafe”で開催します。当面の予定としては、7/16、7/30・・が予定されています。時間は、13時~17時位を想定しています。オーディオに関する自作品および逸品を皆さんで試聴しよとの会合です。従来の様な試聴会では無く、出品者の出品趣旨を尊重しつつ感想を述べあう会にしたいと思います。7月16日の参加枠は、残り2名です。取り敢えず、7/16の出品内容は下記の通りです。
デスクトップ用SPの紹介
漆スピーカーの紹介
D-200(改)を使ったホーンブースターの効果の比較
MEMSマイクを使った録音

 セーム皮への転写方法についてもう少し検討を加えました。我々が、子供の時に流行ったのが日光写真でした。そして学校の教材では、謄写版ガリ版で刷ったプリントがありました。更に時代が進むとプリントゴッコが流行りTシャツくんと言うのも有りました。何れも、転写に纏わる名称です。頻りにYouTube で関連する映像を眺めて居ますが、今一簡便性が悪くそこそこの材料を集めないと実現しないのが悩みの種でした。昨日も相変わらず見ていると手持ち材料だけで、出来そうな映像を発見しました。

 要るのは、①クリアファイル,②インクジェットプリンターと③タオルだけ。至って簡単で追加で買うものは何も有りません。

 と言う事で、早速トライして見ました。先ず、A4サイズ(291×210)の大きさにクリアファイルを切り白黒印刷でプリントすると図形が面白い様に印刷されます。
インクジェットで印刷すると
 次に、セーム皮を台に置き印刷面を裏側にしてクリアファイルがずれないように慎重に置きます。そして、片手でずれないようにしながら片手でタオルなどで確り押さえて遣ります。
セーム皮に転写したところ
 そうするとこんな風に転写がいとも簡単に出来るのです。クリアファイルに残ったインクを除いてやれば何回でも印刷できそうです。この方法を利用したエッジの自作キットを先程、ヤフオクに出品しました。どうぞご覧ください。

 以前のブログで「セーム皮エッジの考案」について簡単に触れました。この作業で比較的時間が掛かる作業としては、”セーム皮に略環状扇形シートの書き込み”が有ります。従来は、専用のプレートを用意し形状を一個づつ手書きでしたが、何とか合理化出来ないかとFB仲間のTさんに相談を持ち掛けてチャットをしている最中の思いつきました。これは、プリント基板にパターンを書き込む際に使った手法です。所謂、アイロン熱転写の技法です。手順は、下記の通りです。
① 図面を印刷する
② ①で印刷した図面を、トナー式コピー機で濃い目でマット紙に印刷する
③ ②のマット紙に印刷した物を適宜切取り、印刷面がセーム皮側に接する様に置く
④ 高い温度設定にしたアイロンを、マット紙に強く押し当ててマット紙の印刷パターンをアイロンの熱でセーム皮に転写させる

[マット紙]
マット紙
[印刷パターン]
CAD図面を印刷

[仕上がり比較]
左 手書き 右 アイロン熱転写

 左は手書きで、右はアイロン熱転写法です。若干薄いのですが実用上は問題有りません。

 今回は、セーム皮に熱転写しましたが被転写材料に耐熱性が有れば多分旨く行くものと思われます。

↑このページのトップヘ