ホーンブースターの効果については、(1)では先ず正12面体BOXでの比較では、明らかに効果がありました。そこで、現行システムを正12面体BOX+ホーンブースターⅡに変更した程です。
 その後、凡そ50年前の所謂名器と言われたDS-251MKⅡSX-3が手持ちに有ったのでこれらについても同様の試験を行いました。このブログでは、周波数特性の違いについてもう少し深く考察しました。

1.DS-251MKⅡの場合
 ウーファーのクロスオーバー周波数は2kHzです。上段(=①)はオリジナルで、下段(=②)はウーファーに軟化処理後にホーンブースターと組み合わせた場合です。

上 DS251MKⅡ 下 DS251MKⅡ+ホーンブースターⅡ

 ①は②に比べ80HZ辺りからレベルが高くなり1KZまでその傾向は続きます。更に3KZまでは凹凸が激しくなります。8KZには大きな凹みがあり10KZを超えると②に比較して激しい凹凸が見られます。

2.SX-3の場合
 ウーファーのクロスオーバー周波数は同じく2kHzです。上段(=③)はオリジナルに近い密閉型、下段(=④)はホーンブースターと組み合わせた場合です。

上 SX-3密閉型 下 SX-3+ホーンブースターⅡ

 ④に比べ③は、60HZ~2KZの範囲でレベルが明らかに高くなっています。
 また、4KZを越すと原因不明のレベル変動を繰り返しています。

3.考察
 何れの機種においても
・低域は、100HZを下回る周波数からウーファーのクロスオーバー周波数前後にまでホーンブースター有りの場合に比較して音響レベルが高くなっています。恐らくは、背圧の跳ね返りの影響と考えられます。
・中~高域は、低い場合で4KZから高い場合でも8KZ辺りからレベル変動乃至は激しい凹凸が見られました。これも背圧によりエンクロージャーが振動している為と考えられます。尚、前記の周波数の違いは恐らくBOX剛性の違いによるものと考えられます。

4.まとめ
 小型密閉型BOXを使ってホーンブースターの効果を確認しました。BOXの背圧をホーンブースターに導入する事によりBOX内圧が著しく低下した為、背圧の影響が少ない高品位な再生音が実現できました。更に背圧に含まれている低域をホーン構造体経由で開放する事により低域再生能力を著しく向上できました。 以上