このオールインワン・アンプのブログは9/27にアップしたのですがお陰さまで、断トツのアクセスを頂いております。

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 そこで、改めてKさんにこのアンプのアウトライントを解説して頂きました。

 このオールインワンアンプは
1.ラズベリーパイ3 + I2S DAC
2.セレクタ/音量調整
3.ラインアンプ
4.TDA7498E D級ステレオアンプ
5.電源制御回路
 で構成されています。

1.ラズベリーパイ3 + I2S DAC
 nabeさんが設計 委託製造品のmsBerry DACを使用しています。
 DACチップですが安価なDAC基板に使用されているPCM5122ですが、一般のDACはトランスポート側からビットクロックに供給される方式と違い、DACチップに直にビットクロック注入した上でトランスポート側に送っているスレーブモードで動作しています。
 電源やクロック系もかなり詰めて設計しているので 音が良いです。

 ラズパイを背面パネルに取り付けてあるので前面までUSB延長ケーブルを這わせています。
 microSDカードにはmoode Audioをインストールしています。

2.セレクタ/音量調整
  セイデンのロータリースイッチと 東京高音の2CP2500を使用してラズパイと外部入力を2系統選択できます。

3.ラインアンプ
  ラインアンプは無くても動きますが、入れると馬力が上がったような音になりますが、SNが劣化します。
  OPAMPベースでゲイン2倍のラインアンプを入れています。
  電源は、トランスとブリッジで平滑し、±15Vの3端子レギュレータをOPAMP直近に左右独立で供給しています。

4.TDA7498E D級ステレオアンプ
 基板は
 音質向上のためアンプLSIと周辺CR、ヒートシンク以外はほとんど部品換装しています。
 TDA7498Eは通常自励クロックを使ってD級にしますが、スレーブモードがあるので 外部で水晶発振器を分周して625KHzに下げて注入しています。
 開発中の自励クロックと外部クロックの違いは、こちらで聴き比できます。
https://www.youtube.com/watch?v=D_YeSF5kVJM&t=4s

 電源は200WのトランスでVcc =26V程度を供給しています。

5.電源制御回路
 1~4は、今まで製作していたブツをかき集めて詰めただけですが、オールインワンの場合
・ラズパイを音源として使って 外部のアンプに接続する。アンプは使わない。
・CDなどを接続して単なるプリメインとして使用する。ラズパイは使わない。
 等の用途を想定して ラズパイ、パワーアンプの電源を前面の自照プッシュスイチで独立してON/OFFできるようにしています。
 ミュートを連動させたり、ラズパイのシャットダウン時間を考慮して
ラズパイの電源を切った後も点滅に変更して1分程度電源がONが継続してからリレーで電源を切断します。
 このロジック制御が本アンプで最も設計に時間がかかったところです。

 出来上がったオールインワンアンプと 同じコンポーネントを組み合わせたシステムと聴き比べましたが、本アンプは電源がプアーにもかかわらずそれほど遜色はなく、オールインワンにして良さもあり、一長一短に仕上がりました。

[私のコメント]
 Kさんは、私の意向を充分に汲み取って頂き素晴らしいアンプができました。お礼申し上げます。ところでKさんは、本アンプの電源をプアーと仰っています。が、D級基板の価格と比較すれば数倍の金額をパワー電源に投入しているので決してその様なことは有りません。

 尚、皆さんの参考にして頂くために両パネルの詳細レイアウト写真をアップしておきます。

①フロント・パネル
1  フロント パネル
②リア・パネル
2  リア パネル詳細