実は、FB仲間のNさんからホーンブースターⅢのホーン開口を背面にしてはとの提案を受けていました。が、ホーンブースターⅢの構造を変えるのは手間が掛かるのでDS-251MKⅡ底面ポートの位置を前側に作り直すことにより実現させました。加工状況を示します。底面ポートの一方は、アダプターで塞ぐので他方のポートが有効になります。
改造状況01~02
続いて、ホーンブースターⅢと一体化された状態を示します。写真の向かって左側が開口の位置が前側で、右側が開口の位置が背面になります。
左_ホーンブースターⅢ前面開放 右_ホーンブースターⅢ背面開放

 参考に、インピーダンスの比較(右側)を行いました。上が前面開口で、下が背面開口になります。
上_DS251MKⅡ+ホーンブースターⅢ前方開放 下_DS251MKⅡ+ホーンブースターⅢ背面開放 右
殆ど差は有りません。左側も同じでした。ホーンブースターⅢを一体化する前でも比較しましたが、ピークの周波数特性は変わらず、僅かにピークの高さに若干の違いがありました。

[試聴]
①和室での試聴(コミニティーセンター)
左_ホーンブースターⅢ前面開放 右_ホーンブースターⅢ背面開放

 押入れからBOX背面までの間隔は約65cmで、左右の壁からは概ね60~70cmの間隔を取り設置しました。写真左が前面開口で、右が背面開口になります。
 結果は、ベースや女性ボーカルの明瞭度は、明らかに左の前面開口に軍配が挙がりました。余談ですが、和室ながらホーンブースターⅢの威力は素晴らしくTITANICサントラ版(CD)のTrack01に入っている重低音も難なく再生できました。

②カフェでの試聴(三田ミュージックカフェ)
三田オーディオ研究会での様子

 メンバー5名+お客様1名で試聴しました。評価は、和室での試聴結果と同じで前面開口の方が良かったです。

[つぶやき]
 試聴するまでは、期待をしていましたが・・・。開口から放出される音は、低音域が主体では有りますが、明瞭度に影響する中域もそこそこ有る事が必要である様に思われました。