自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

カテゴリ: 正12面体BOX

 今回の企画は、小規模PA用スピーカーを狙ったものです。
正12面体BOXのサイズとしては、一辺が95mm(内容積が約4.9ℓ)のBOX(バスレフ型)を上下に二個配置するものです。

[使用スピーカー]
MASSIVE AV-635Ⅱから取り出したユニットを使用。口径は10cmでシングルコーン。
ユニット外観

では、正12面体BOXの外観とインピーダンス特性を示します。
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MASSIVE  AV-635Ⅱ+RD4.9_01~04 オーバーレイ  
インピーダンス特性は、4台測定しましたが少々ばらつきが有るようです。

[試聴]
昨日は、三田オーディオ研究会でぶっつけ本番の試聴です。
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 予期した事とはいえ、ツインになると明らかにクリアさが失われます。ここで、BOX一個に戻し試聴。今まで、正12面体BOXのクリアさは十分認識していますが、今回の様にバッフルをぎりぎりに小さくしたBOXのリアルさは、更に素晴らしいものがありました。

[Kさんからの提案]
 Kさんが持参したチャンデバを使ってみようという事になりました。初めは、下段のBOXをウーファーに見立て試聴。効果は、僅かなのでこの写真の左右の外側奥に見える38cmウーファーにチェンジ。
クロスオーバーは、130Hz。効果は覿面。正12面体BOXのクリアさにサブ・ウーファーが追加され見違えるようになりました。パイプオルガンの超低域も全く問題が有りません。

[今後の計画]
 今回、インパクトを現実化するためにチャンデバを作ろうと思います。更に、今回の企画である小規模PA用スピーカーは、小型正12面体BOX+サブ・ウーファー(ウーファー+ホーンブースターも含む)で検討しようを思います。

 今回は、ある子供食堂の音響設備向けに正12面体BOXを考えているのでホーンブースターは使えないのでバスレフ型で検討します。予備テスト(5/31)として、以前製作したホーンブースターⅡを架台として試聴してみました。ポートは、3ケース(50mm(VP50),149mm(VP50),100cmのホース(Φ30))で比較試聴しました。結果、50mm(VP50)が良さそうでした。
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YAMAHA NS-3MXのポート共振周波数に近く周波数特性からも納得できるものでした。

 仮の架台では、今一なので専用のスタンドを考えて見ました。シンプルなフォルムで安定性があり正12面体BOXと組み合わせても違和感が無いものを考えました。
新型スタンド01-04
正12面体BOXを支える支柱は、コンパネ(t=12mm)を二枚接着しましたが強度不足だったので支柱の裏面にリブを接着しました。今日は、カフェの開店日だったので終日、正12面体BOX+新型スタンドの組合せで聞きましたが、強度面の問題も無く手前味噌では有りますが、納得のフォルムでした。

 ところで、一連のインピーダンスを測定していると正12面体BOXの特異性みたいなものが見つかりました。先ずは、3種類のインピーダンスをお見せします。
①NS-3MXの単体ユニット
1  YAMAHA NS-3M X 単体  f0は約130Hz
f0は、約130Hzです。

②NS-3MX(容積:6.3ℓ)に収めた時のインピーダンス
2  YAMAHA NS-3M X   ピークは約170Hz  容積は6.3ℓ
f0に相当するピークは、エンクロージャーの影響を受け約170Hzに上昇しています。

③NS-3MXの単体ユニットを正12面体BOX(容積:17ℓ)に収めた時のインピーダンス
3  正12面体BOX(バスレフ50mm)_オーバーレイ インピーダンス ピークは約130Hz 17ℓ
左右の測定値を重ねて表示しています。今までの常識では、BOX容積が増えたとしてもf0に相当するピーク周波数は、ある程度下がるにしても単体のf0にほぼ近い値になることは到底考えられません。

[仮説]
実は、正12面体BOXの焦点は中心部にあるので一旦発せられた音は、焦点に収束され再びコーン紙に到達することが無いので恰もブラックBOXに吸収されたかの様に振る舞う為、見かけ上BOX容積が著しく増大したと同じ効果を示すと考えます。
 どうやら、以下に示す正12面体BOXについての感想は、インピーダンスに関する特異現象と密接に関係している様に思われます。

下の記事は、以前ヤフオクに出品し製作された方の試聴記事や私が試聴会に持ち込んだ際の試聴記事です。
総括的に言えば、
正12面体BOX内での定在波が非常に少ない為、音がクリアで解像度が優れている為定位が非常に良い。
・12面体BOXの形状効果により恰もホールで聞いている様な音場感がある。


[正12面体BOX(RD-17,17ℓ)の試聴記事]
①2017年01月22日
②2017年05月06日
⑥2017年10月02日
⑦2019年03月11日

 二人の方は、参加希望でしたが生憎都合が合わず私一人での試聴会となりました。天候も今一でしたので規模を縮小しつい最近出来た12面体BOXとホーンブースター(幅350mm)のみでの試聴となりました。
 先ず12面体BOXでは今回二つの試みをしました。
①フロント・バッフルに20cmユニットが取付できる様に変形12面体としました。
②フロント・バッフルの材質を段ボールにしました。(下の写真参照)
20210615_171842

 問題点は、①にする事により12面体BOXの音場に悪影響が無いかという点です。②に関しては、事前のトライアルでは寧ろメリットを感じていたので迷わず段ボールを採用しました。
 使用ユニットは、ブログを参照下さい。そしてエッジは、セーム皮に換装(ブログを参照)したものを使用しました。
 NWは、ウーファーはダイレクトでツィーターは取り敢えず2.2μF+アッティネーターという構成です。アッティネーターのレベル表示は間に合わせでCADで作成したものを紙に印刷し10°刻みとしました。蛇足ですが、アッティネーターとつまみは、SX-3からの取り外し品を使用しました。
ターミナルとアッティネータ


 当日は試聴が殆どで一寸だけ試験らしいことを行いました。
①ホーンブースター背面と正面壁までの間隔を変化させてみました。→余り離すと音場が崩れる。
②周波数特性の測定。

ホワイトノイズで音響測定
 取り敢えずの周波数特性は下記の通りです。
FUJIKEN  吸音材満タン -150° コミセン収録2-crop STEREO
 高域の凹凸は、ツィーターの干渉によるものと思われます。

[まとめ]
①変形12面体BOXの音場→正12面体BOXと比較して特段の差異は感じなかった。
②正面壁とホーンブースターとの間隔を30cm程度にすると広い会場でありながらニアフィールドと遜色ない音場感で聞けた。
③今回の組合せでは後方で聞いていても充分な音圧が得られたのでCDコンサート等でも使えることが分った。

以上

  

 新しい正12面体BOXとホーンブースターが完成し一昨日、三田ミュージックカフェで披露しました。そこで気になった点が見つかったので自宅から約30m先に有るコミニティーセンターを借りて「新旧BOXの比較」並びに「ホーンブースターの比較」或いは「既存SPBOXとホーンブースターを繋いだ効果」等々を個人的に実験しようと思います。
 つきましては、興味がある方の参加を募ります。開催要領は、下記の通りです。


1.日時  2021年7月4日(日曜日) 10時(準備開始)~夕方
2.場所  緑ヶ丘コミニティーセンター(兵庫県西宮市名塩赤坂13-1)
3.エントリー方法 
 ①本ブログのコメントで参加申し込みをする(コメントは非公開にしているのでご心配なく)
 ②facebookのダイレクトメッセージから申し込み連絡をする


正12面体BOXたち


 再度、フレキ(防振済)を取り付けて出音を確認しました。こちらの方が自然な音です。早速、特性値を比較してみました。写真の、上はフレキ無しで下はフレキ有りです。

上 フレキ無し 下 防振フレキ有り

 フレキを取り付ける事により90Hz辺りのピークを押さえることが出来ました。その効果でしょうか和太鼓の胴鳴がはっきり聞こえます。フレキを付けた時の写真を示します。Maker Faireもこの組合せで出展する予定です。

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 本番は三日後です。皆さんの感想を確り聞きたいと思います。

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