自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

カテゴリ: CADのお勉強

 正12面体BOXの面で保持するスタンドを考える場合、数学の素養が乏しいのは致命的です。
 正12面体BOX 新型スタンド(5/13モデル)の際は、ゆっくり考える暇が無かったので勢い「レベル」を使って凌ぎました。これでは、いけないと考えていくと少々手間は掛かりますがCADでも部品図が作れることが解りました。
 その副次的産物としてタイトルに書いているように正12面体の内角がそこそこの精度で求まりましたので解説したいと思います。先人は、ご存知でしょうか敢て書いておきます。

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 図-1は、正5角形①に対して正5角形②及び③を折り曲げる前の展開図です。
正5角形②はAEが回転軸で正5角形③はEIが回転軸です。まず、正5角形②を折り曲げると点Dは、D→Kの軌跡たどり90°曲げると点Dは点Kに重なります。
 同様に正5角形③の点Fは90°曲げると点Jに重なります。ここで線分DKと線分FJの交点Lに注目します。交点Lの状態とは、正5角形②と正5角形③を同じ角度で曲げた場合、線分DEと線分FEが引っ付いた状態、即ち正12面体の一部が形成された状態になります。この角度が解ればそれが正12面体の内角ということになります。
 図-2は、点Dの軌跡を現しています。線分K’L’は線分KLと同じ長さで且つベクトルの方向を線分DKと同じにしました。円弧DLと線分K’L’の交点L’が求める内角です。今回は、117°になりました。実際は、もっと正確に分かっておりその値は、約116°34’です。まあまあの精度です。このCADは1°単位の表示なのでもっと細かい表示のCADであれば、肉薄したかもしれません。
 尚、以前に”正12面体について”というタイトルのブログが有りますので合わせてお読み頂ければ幸いです。

 部品図を書くため部品の寸法を正確に測ります。必要な測定器は、ノギス(金属製)・曲尺・スケール(スチール製)などです。
 3年半前にYou-tubeにトランスの部品図の書き方についてアップ・ロードしていますのでまずこれを参照下さい。 基本的には以下の通りです。
①中心線を先ず書く。
②シャーシ開口線、ビス穴線、外形線を書く。
③各線分を適当なレイヤーにあてはめる。当方は、外形線は単独のレイー(電源トランス)で線分の色は茶色にしました。シャーシ開口線、ビス穴線及び中心線はシャーシ加工に関連するので纏めてシャーシ加工図(線分:黒色)にします。
④レイヤー設定が終わったら全線分を一括のグループにします。

 この様な手順で全ての部品について部品図を作ります。CADの場合、一度部品図を作成しておけばコピーで使い回しが出来ますので大変便利です。
 できれば専用のサイトを作りここに各自が作った部品図をアップロードしたりダウンロードできれば利便性が一段と高まります。

 CADの一番素晴しい機能に鏡像(反転複写)があります。手書きでは正確には不可能ですがCADではいとも簡単にやってくれます。この機能を使えば、対称な形状なら素早く書けます。また、シャーシ裏側から見たシャーシ加工図もこの機能を使えば簡単に表側からの図面になります。プリント基板のパターン作成時にも無くてはならない機能です。

 つづく
 





 取り合えず以前CADで設計した「6DQ6A パラ・シングル・アンプ(SGドライブ)」を使って解説したいと思います。このブログには配線図などを載せています。
 外観は下記の通りです。PTの向きがセオリー通りになっていません。もう少し大きなシャーシにするべきでした。

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特徴は、次の通り。
・(水平)出力管をスクリーン・グリッドを入力とした特殊3結で作動
・電源用ケミコンをモジュール化してシャーシ内部に収納(ケミコンの熱的劣化の防止)
・前段~ドライブ段をプリント基板化

 図面は下記の通りです。

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 今後、順次手順について解説していきます。質問などありましたら遠慮なくコメント下さい。

 つづく




 定電流アンプの配線はぼちぼち進めております。ところで、ビス留めできるシャーシを作ってみました。興味がある方は別ブログを覗いて見てください。
 さて、この書庫は一回目をアップした後、そのままになっておりますので少しづつ進捗させていきます。
 下記の小冊子は3年半前に当方が纏めた物です。

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 今読み返してみても大幅に修正する必要はないかと思います。
今後このコーナーでは、「アンプ製作に必要な部品図の公開」とか、質問等をお受けします。 但し、当方の使用ソフトは、Auto-CAD2005LTです。これ以外のソフトについては分かりませんのでご了承願います。

 つづく


  CADが少しでも使えるようになると考え方が変わってきます。たとえて言うならば、車を運転できない人が免許証を取得し車を最初に運転した時の様な感覚です。今までは徒歩・自転車・公共交通機関しか利用できない人が別のステージに立つことができる訳です。すなわち選択肢が増え、行動範囲が格段に広がります。
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 例えば、単体アンプの製作では従来法(シャーシ上に部品を並べる設計法)とCADを利用した設計法では大差有りませんがこれがプリメインアンプとなると一寸考え込んでしまいます。いずれの方法もスタートは既存商品のレイアウト研究ですが、CADであれば一工夫・ニ工夫が可能で勢い非現実的なレイアウトも簡単に設計できます。
 従来法を否定するものでは有りませんがCADを使うと別の楽しみ、オーバーに言えば不謹慎ですが麻薬みたいな楽しみがあります。これが嵩じるとCAD中毒にかかります。当方もその一人ですが・・・。
 CADに少しでも興味があるならば、まず操作法を勉強してCADを利用した作品をまず一つ作ってみませんか。それがどんな些細なものでも良いのです。
この楽しみを味わったらしめたもの後は段々スキルアップして高度な作品にチャレンジできます。
 そこでオーディオに関連して出来そうなものをピックアップしてみました。
①プレーヤーの設計
②プリアンプのレイアウト・シャーシ開口設計
③メインアンプの 同上
④スピーカーBOXの設計・板取り図
⑤オーディオラックの設計
⑥プリント基板のパターン設計
⑦L板・アダプターの設計

例えば①のカートリッジの針の軌跡は簡単に分るしトーンアームの回転軸の最適ポイントもたちどころに
求めることができます。
 細かく言えばほかに色んな利用方法があります。要は、製作の場面でCADをどう利用するにかかっています。
 このツールはスルメみたいなものです。噛めば噛むほどに味が出てきます。よく使うエクセルも同じことが言えます。
 とくにJw-CADでしたらフリーソフトですので無料で使えます。残念ながら当方はAuto-CADです。
暇つぶしにとにかくダウンロードしてみませんか。

 つづく


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