自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

カテゴリ: 簡易SPインピーダンス測定器

 この度、フリーソフトのREW(Room EQ Wizard)に対応した簡易SPインピーダンス測定器(KSI-01)を開発しましたので紹介します。外観写真(試作機)は、以下の通りです。
商品の外観

構成としては、本体(USB-Codec)と付属ケーブルになります。
 次に、インピーダンス測定の接続図と付属ケーブルの配線図を示します。
インピーダンス測定測定接続図と接続ケーブルの配線図
簡単に説明しますと、
本体(USB-Codec)のヘッドフォーン出力をインピーダンス検出抵抗(この場合は100Ω)を介してスピーカー端子に接続します。そうすると、インピーダンス検出抵抗の両端の電圧差が発生します。この電圧差からインピーダンスを計算するものです。

[簡単な測定手順]
フリーソフトをPCにインストール
・本体に付属ケーブルを差込む
・PCを起動させPCと本体をUSBケーブル(同梱部品)で接続する
・スピーカー端子に付属ケーブルのワニ口クリップを接続する
・初期設定
・インピーダンス測定(スイープ速度にも寄りますが、1~2分でグラフ化)

[測定例]
・クラレット オーディオ SZKE-115i 4Ω
クラレット オーディオ SZKE-115i 4Ω 01

[簡易SPインピーダンス測定器の応用例]
 当ブログに応用例をアップしていますので参照下さい。

[頒布について]
・頒布価格:9,000円(送料別途)/1セット、取説はメールに添付
・申込方法:当ブログのメッセージより申し込み下さい。(非公開につき、ご安心下さい)
 (申込順に対応させて頂きます)

 簡易SPインピーダンス測定器の応用例として前回は、真空管アンプの内部抵抗測定を行い問題なく測定できました。
 今回は、スピーカーの周波数特性を測定します。測定方法を示します。本体(USB-Codec)のマイク入力が旨く行かなかったので、ノートPCのマイク入力を使いました。
測定方法 トリミング
 
 次に、測定風景を示します。
周波数特性01-03

特に問題もなく測定できました。今回使ったSPシステムはYAMAHA試聴イベントに選出されたモデルを使いました。理由は、YAMAHAでの無響室データが有るのでそれと比較する為です。以下に、示します。上がカフェ(有響室ですが非常にデッドな部屋です)で下がYAMAHA(無響室)のデータです。

上 カフェの測定結果 下 YAMAHA無響室測定

傾向は、非常に良く似ています。

 今回使ったREW(フリーソフト)は、高機能なソフトです。各種インターフェースと組み合わせると素晴らしい解析が可能です。是非、活用下さい。

 今回は、簡易SPインピーダンス測定器の応用例として真空管アンプの内部抵抗を測定してみました。この、簡易SPインピーダンス測定器の詳細は別途アップする予定ですが、外観等は三田オーディオ研究会(2025/03/08)で示しています。
 真空管アンプの場合は、内部抵抗が高いので、この簡易SPインピーダンス測定器でも十分に測定できると思いトライしてみました。今回使用したアンプの記事は、6DQ6Aパラ・シングルアンプ(SGドライブ)-2 超三結の実験を参照下さい。
 先ずは、アンプの外観及び測定風景を示します。
6DQ6B パラシングル アンプ 正面と背面
Compress_20250430_181631_1287

[測定結果]
 アンプのインピーダンス曲線を示します。上がLchで下がRchです。
上_通電30分 L   下_通電31分  R
ハムが十分に退治できていませんが、Lch2.81ΩでRch2.65Ωと言う結果でした。普通のアンプであれば、超三結の効果でもう少し内部抵抗下がっても良いのですが、残念ながらこのアンプは特殊3結の影響で真空管の内部抵抗がかなり高いため、パラ接続で且つOPTの二次タップでマッチングを図っている為、このような結果になったものと思われます。

[まとめ]
 今回、簡易SPインピーダンス測定器で真空管アンプの内部抵抗を測定してしてみたのですが、取り敢えず測定できることが分りました。今後は、ON-OFF法との比較もしてみたいと思います。
次回は、簡易SPインピーダンス測定器の応用例としてスピーカーの周波数特性を測定してみたいと思います。

[追記]
 現状のインピーダンス測定の為の検出用抵抗は100Ωですが、これを増減すれば測定レンジを広げること事が出来そうです。

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