自作の友

主に正12面体SP・BOXの製作関連とそれ以外のオーディオ製作が主です。時には季節の移ろいなどもアップする予定です。

タグ:工学

 専用のドリルを持たない当方にとって、普通の電気ドリルにφ1.0~2.0あたりのキリを付けてのプリント基板の穴明け作業は、中々厳しい物があります。
そこで横着をかます意味で、主題の基板を使ってみました。
 以前、作った基板(A基板と略す、サイズ:90*76、パターン:CAD使用)に似せて作りたいので早速ヤフオクで90*70の基板(U基板と略す)を購入。製作手順は下記の通り。
①U基板の銅箔のパターンをCADで作成し、A基板のパターンと重ね、重なる部分のみを抽出する。
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 このようになります。あたかも、同じ石の色で碁の対戦をした場合はこのようになるかも知れません。因みに穴の数は720(=30*24)です。
②U基板のフラックを取り除き、残すところに油性ペンで根気良くマーキングをして行く。この作業は、精神統一にもってこいです。現代の写経でしょうか。
尚、U基板のパターン(正式な名称は知らない)間の隙間は恐らく0.2mm程度しかなく真空管回路には危険なので、1コマ(2.54mm)は空けました。
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マーキングが完了した基板は右下。右上はA基板、左下はU基板。
③エッチング。当方は自家製の塩化第二銅液を使用します。
④エッチング後の基板にPCB用のソケットを取り付けてみました。
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左上はエッチング後。ソケット取付状況は右上・左下に示します。
ソケットはジャンパー線を使って固定。

まとめ
 U基板は無理やり使おうと思えば真空管回路に使えますが手間がかかります。当面は電気ドリルでシコシコと穴明けをすることにしましょう。マーキング作業は精神統一にはもってこい。 


 早速、大幅な配線変更が必要になりました。従来のシャーシであれば四苦八苦するところです。恐る恐る分割した天板を外しにかかりました。

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 ご覧の通りです。①電源部との配線は余裕をもたせておく。②フレーム折り曲げ位置に部品を配置しない。 
 以上の2点を守れば思いのほか快適に配線変更ができました。
天板の補強を施せば実用的に使えますね!ハイ。

 

遅々として進みません。やっと基板の穴明けが終わりました。
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 手製のプリントラグ板です。中々手間が掛かります。
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 今回作った基板類です。穴明けは単純作業ですが根気が要ります。
 とりあえず一つの山は越えましたがまだまだです。醍醐コンサートを目指して頑張るのみ。

 つづく

熱遮蔽箱へのFUN(not FAN)取り付けも旨く行きました。FUNの電源はAC6.3Vを整流すれば大方DC9V弱の電圧になりますのでこれで行きます。
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 これで付属のケースを取り付けて長時間使用に耐えれるようならば申し分ありません。

 つづく

 この「銅版写真」は昨年の東北大震災直後に考案したものです。工程は下記の通りです。「銅版写真」は写真の起源である「銀板写真」と「銅版画」をミックスした造語です。このような物が以前からあればご容赦願います。
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まあ、プリント基板の作り方と殆ど一緒ですが基板に写真画像を焼き付けると非常に趣が出てきます。

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左上:写真、右上:「銅版写真」-反射画像、左下:「銅版写真」-透過画像 基板:紙フェノール

出来た「銅版写真」の反射画像は少々グロテスクですがガラス越しで見るとそれは幻想的な写真になります。
 当初、大震災チャリティーを目的としてオークションに載せましたが何と1件だけの落札にとどまり以降は中止しました。しかし落札者のかたからは以下のコメントを頂きました。
「素晴らしい出来栄えです。とても幻想的な仕上がりに満足しています。大変手間の掛かる技術力に脱帽です。お勧めの逸品ですね。ありがとうございました。」
 また別の方にお礼としてご自身の「銅版写真」渡したところ非常に喜んで頂きました。

 今、上記の「銅版写真」を手元に置いてこの記事を書いていますがラッカー処理しているので全く変色はありません。製作から約1年6ヶ月経過。この分では「100年プリント」以上の性能がありそうです。

 一度トライしてみてください。これがクリアできればプリント基板作成は簡単なものです。

次回は「銘版=プレート」の作り方について解説します。

 つづく




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